ミンカーンは言いました。

はちゃめちゃに夏ですね。

 

なんか、夏って急に来ませんか。

(あれ、もしかして、夏来ちゃってる?)っていうパターンが多すぎる。

音もなく近付いてきて、気付いたときにはもうすでに夏に囲まれてるの。

そんでいきなり「いよいよ夏本番です!」なんて言われちゃって、いくら本番に強い俺でもそれは対応しかねるよー!と毎年思ってます。

 

それに合わせるようにセミとか一斉に鳴き始めるよね。

最初数匹で鳴き始めて徐々にとかなくない?

毎年全セミが一斉にミンミンパターンでしょ。

いや君らどんだけ土の中で打ち合わせしてんの。

やたら土の中の期間長いと思ったらそういうことかよ。

 

とか言ってたら一斉に鳴き止むでしょ。

勤務時間がめちゃめちゃはっきりしてる。

あれなんやろうね、セミの世界は完全に社会主義なんやろうね。

能力給とかないしもちろん残業代もつかないから定時になったら即帰宅ってことなんやろうな。

でもそれってちょっともったいなくない?

絶対力持て余しとるやつとか、味のある鳴き声のやつとかおると思うんよねー。

もっとそいつらが輝ける社会になってほしいじゃん。

 

やっぱセミ界でも民主主義を導入しなくちゃ。

 

「ミンミン(民々)のミンミン(民々)によるミンミン(民々)のためのミンミン(ミンミン)」

 

ミンミンうるせえなあ!!!

 

おしまい

お天気人間の考察

梅雨到来。

これからしばらくはぐずついた天気が続きますね。

前から思っとったけどこの「天気がぐずつく」っていう表現かわいくて好き。

どうせなら晴れの日も「天気の機嫌がいい」とか言えばいいのに。

天気予報とかで「ここ数日はご機嫌な日が続くでしょう。」とか言われたら楽しくていいと思うけど。

 

あとこれも前から思っとったんやけど、イベント事とかで天気がよかったり悪かったりするとよく自称晴れ男や自称雨女たちが出現するけどさ、あの人たちってけっこうずうずうしいよな。

晴れた手柄を自分のものにしようとしたり、雨が降ったのを自分のせいにしたり。

日頃慎ましく生きとる人間にはそんなことなかなか言えんくない?

ふつうじゃないよな。

てことは本当に天気を司っとる可能性出てくるじゃん。

でも、そうやとしたら曇り男とか曇り女も確実におるはずなのに、全然噂を聞かんのはどういうことなんやろ。

 

ここからは俺の推測なんやけど、たぶん天気を司る人たちって神様からそれぞれ自分の担当の天気を告げられると思うんやけど、やっぱりそれぞれの天気のカラーに合った人が選ばれると思うんだよね。

晴れ担当はポジティブで雨担当はネガティブ。

ポジティブだから「晴れた!俺すげー!!!」ってなるし、ネガティブだから「雨。わたしのせい。」ってなるんやけど、気持ちのベクトルこそ違えど両方とも自意識が強いからつい周りに言ってまいがちで、だから目撃情報が多いんやろうな。

んで曇り担当なんやけど、彼らは無気力。「くもってんなー」って思っとるだけ。

あんまり興味がないから周りにも何も言わない。

だから全然曇り男(女)の噂を聞かんのじゃないのかな。

 

あとは雪担当ね。

これもあんま聞かないよね。

なんでかって言うと、雪担当はすげーバカなの。

もうね、自分が雪担当ってことに気付いてない。

バカだから。

「雪ですぞ〜!」って言って喜ぶだけ。

あと頭にプロペラみたいなのとかつけちゃうし、身体中の毛もすごい。

バカだから。

でも意外としっかりしてるところもあって、携帯料金を抑えるためにUQモバイル使っとるの。

そんなやつなかなかおらんよなー。

そんなおもしろいやつおったら絶対テレビ出れるわ。

恐竜とかと相性いいんじゃないかな。

知らんけど。

 

おしまい

ロンドンの万能感

遅刻癖が治らない。

もうこれは一生付き合っていく病気なんだと諦めてるんだけど、そもそもこの遅刻癖の始まりはいつからなのか。


思えば社会人デビューの入社初日は遅刻で飾ったし、大学時代は言わずもがな遅刻しかしてない。

高校のときは朝の小テストを受けれたことの方が少なかったし、小学校のときの集団登校の待ち合わせ場所に間に合ったのなんか最初の数日だけ。

保育園のときに至ってはたぶんスクールバスに乗ったことすらない。


そう考えてみると、今まで生きてきて遅刻してない時期なんてないんだなってことに気が付いた。

もはや遅刻とともに生きてきたと言っても過言ではない。

楽しいときもつらいときも、いつだって遅刻してきた。

今更遅刻なしの生活なんて考えられない。


ひとつ例え話をさせてもらうと、遅刻と雨はとてもよく似ている。

雨は皆に平等に降るけど、人によって捉え方が違う。

(うわ雨かよ…)と嘆く人もいれば(雨かー)程度にしか思わない人もいる。

これはまさに遅刻と同じで、(遅刻かよ!)と怒る人もいれば、遅刻には全く触れずに流してくれる人もいる。

雨が降るのも遅刻をするも自然の摂理で、誰にも止めることはできない。

それなら降った雨(遅刻した人)にいちいち目くじらを立てずに、甘んじて受け入れようじゃないか!

雨を楽しむくらいの心の余裕がほしいところだ。

まず、辿り着いたことを褒めてほしい。

そりゃ遅れたけど、ちゃんと来れたから!

ひとりでここまで来たんだよ?!えらくない?!

 

だいたい遅刻したことない人なんているわけがない。
いるとしたら、今まで誰とも約束したことがない人とかそういう類の話でしょ。
もしシンプルに遅刻したことがない人がこの世に存在するなら、まじで俺が異常者みたいじゃん。
いやいや、そんなわけがない。


じゃあもし仮に、絶対いるわけないけど、万が一全く遅刻を全くしない人種がいたら、どうだろう。

この人たち、相当やばいです。

だって遅刻しない、つまり雨が降らないってことは、サハラ砂漠状態ってことだからね。

日中は灼熱地獄で夜は氷点下。

生き物なんてほとんどいない。

もう生きにくい(絡みづらい)ったらありゃしない。

それってちょっと考えものじゃない?

 

俺は自分のことをロンドンだと思ってる。

霧の街ロンドン。

雨めっちゃ降る、でもすげーおしゃれ。

雨さえもおしゃれに感じる。

人もたくさん。

どっちがいいかなんて一目瞭然だ。

ビバ・ロンドン!

俺はロンドンを誇りに思うぜ!!


ただしロンドンファミリーのみんなは気を付けてほしい。

俺はこの1年ちょいで6回会社に遅刻して、はちゃめちゃに怒られています。

ロンドンで生まれた以上、ロンドンで生きていくしかありません。

そう簡単に国籍は移せないので、あまり濡れないようにせめて傘を持って出かけることをおすすめします。


おしまい

根がポエマー

この前友達と話してて、「いや俺って根がポエマーだからさ」と言ったら「は?」と言われて驚いた。

「え、俺って根がポエマーじゃん?」「いや、根がポエマーっていう意味がわからん」「根が真面目なやつっておるじゃん?」「うん」「根がポジティブなやつとか根がネガティブなやつもおるやろ」「ネガネガティブ」「俺は根がポエマー」「は?」

結局最後まで共感は得られなかったけど、何気なく出たこの「根がポエマー」という表現がえらく気に入ってしまった。

自分のことを他の人に紹介するときには「あいつは根がポエマー」って言ってもらいたい。

この前久しぶりに実家に帰ったら、弟が高校生の短歌の大会で全国大会まで行ったと聞いた。

嫉妬と称賛を込めて「あいつは根がポエマーやもんなー!」と言うと親から「は?」と言われた。

世間からのポエマーへの風当たりは厳しい。

 

おしまい