せめてPOP STARであれ。

おすおす。

4月になったけど新人入ってこないからあんまり新年度始まった感があんまないな。

そろそろ新しい人入ってきてほしい。

もう誰でもいいから有村架純とか広瀬すずみたいな後輩入ってきてくんないかな。

もうね、建築業界おっさんしかいない。

他はたまにおじいちゃんが紛れ込んでるくらい。

内部も外部もおっさん。おっさんに次ぐおっさん。

完全におっさんに囲まれちゃってる。

囲碁だったら完敗してるレベル。

でもね、年頃のチンパンジーとしては、たまには同世代の女性とコミュニケーション取りたいなあと思うわけですよ。

(あれ?もしかして俺土俵の上で働いてる?)って錯覚するくらい勝手に女人禁制状態になってる。

 

と、ここまで言っておいてなんやけど、うちの会社にも実はひとり女の子がいるんですよね。

まあ同期のことなんやけど、別に同期のことを女性扱いしてないとかじゃなくて、なんかちょっと違くて。

なんというか、男女の垣根を超えて、個人として異彩を放ってるというか…

 

2人で残業することがちょくちょくあるんだけど、すげー話しかけてくんのね。

しかもだいたい俺がノってるときか計算系の業務やってるときに絡んでくる。

まじでそのためにどっかから雇われとるの?ってくらい毎回最悪のタイミングで話しかけてくるから、半分くらい無視しとるんやけど、(え、ちょっと待って、俺無視しとるんやけど?あれ?俺無視してるよね?)ってこっちが不安になるくらいずっと話しかけてくる。

そもそも話の内容がほとんどないんだよね。

ここ最近でいちばんびっくりしたのは、

「お腹すいたー。わたしお腹が空いたらパンを食べようと思うんだよねー。」

っていう突如行われた謎の発表。

ここで俺が「パンなんてないよ」なんて答えようもんなら彼女がマリーアントワネット化する恐れがあったので「そうなんや。」とだけ答えておきました。

なにそのやりとり。いる?

前に同期が模型作ってて、その隙にしれーっと帰ったら、そのことに気付かずにしばらくひとりで話してたっていう逸話まであるくらい、彼女のマシンガントークは止まりません。

 

そんな彼女から一度だけ「わたし今から集中モードに入るから話しかけないでね」と言われたことがありまして。

いやもうまじで文字通りびっくりドンキーなんやけど、(え、毎日思っとる俺にそれを言う?)って思ったけど、俺の方がひとつ年上のアダルトドンキーなので大人しく了承しました。

しばらくするとデスクの向こう側からうっすらと何か聞こえてきて、仕事をしてた手が止まる。

 

「惰性で…  消す… 生きる… やめたく…」

 

ところどころしか聞き取れんけど、とにかく不気味すぎる。

なに?ひとりごと?とか思ってると徐々に声のボリュームが上がってきて、内容が聞き取れるようになってきた。

 

「人生は苦痛ですか?成功が全てですか?」

 

はい、アウトー!

何が起こったのかはわからんかど、やばいってことだけはわかる。

これは答えた方がいいのか?

でもさっき話しかけるなって言われとるし…

いやでもこれで返事ないのも不自然やし、とりあえず何か言った方がいいのかな。

 

「え、どうしt

「ぼくはあなたに、あなたに、ただ会ーいたいだけ!!」

 

違った!!!この人歌ってる!!!

微妙な声量と半端な音痴で気付かなかったけど、この人歌ってる!!!

サビに来て急に本域で歌い出してる!!!

ふつう鼻歌とかじゃない?

そんなガッツリ歌う?

あと、歌のチョイス!!!

もっと木村カエラとかにしろよ、思わず口ずさむような類の歌じゃないやろそれ!!!

あー、すげーこわかった!!!

てかふつうにうるせーな!!!!!

イヤホン引きちぎるぞ!!!!!

 

帰り道に調べたら、平井堅の「ノンフィクション」っていう曲でした。

 

頼むからフィクションであってくれ!!!

 

おしまい